マーガレット・オステオ・ローダンセマムの違い

春の花壇や園芸店でよく見かけるマーガレットのような花。

マーガレットのようだけど、ついている名前は

オステオスペルマム、またはローダンセマム……..??

似てるけど違う名前。

見た目は少し違うけど

同じじゃないの??

なんて思う方も多いかもしれません。

そこでこれらの違いをまとめてみました。

同じように見えて

違いがあるようなので

それがわかれば園芸店で迷わず、選びやすくなるかも。

マーガレット、オステオスペルマム、ローダンセマムの違い

①見た目

マーガレット・・・花芯(花の中心)が黄色でフワフワとこんもりしている。

オステオスペルマム・・・花芯が黒っぽいまたは紫色。

ローダンセマム・・・マーガレットの細長い葉に比べて、棒のように細長く少しシルバーがかっている。

②原産地

マーガレット・・・・・・カナリア諸島(スペイン)

オステオスペルマム・・・熱帯アフリカ

ローダンセマム・・・・・北アフリカ、スペイン

③耐寒性

ローダンセマム>マーガレット>オステオスペルマム

ローダンセマム・・・−10℃まで耐寒性あり。

マーガレット・・・−5℃くらいまで耐寒性あり

オステオスペルマム・・・−5℃までまたは氷点下が続くと株が弱りやすくなる。

④霜に対して

ローダンセマム・・・霜に当たっても大丈夫。 新芽、蕾が霜に当たっても大丈夫。

マーガレット・・・株自体は霜に当たっても大丈夫。でも新芽や蕾に当たると花が綺麗に咲かない場合がある

オステオスペルマム・・・霜に当たると蕾は枯れる。強い霜に当たると株自体も弱ってしまう。霜が当たらない場所で越冬させる。

⑤耐暑性

オステオスペルマム>マーガレット>ローダンセマム

オステオスペルマム・・・耐暑性は3つの中では比較的強い。

マーガレット、ローダンセマム・・・夏の炎天下では株が弱る可能性がある。

いずれも夏の蒸れには弱いので注意が必要。

⑥開花時期

オステオスペルマム・・・3月〜6月 10月〜11月 (秋出荷もある)

ローダンセマム・・・3月〜6月 (園芸店では12月や1月に花つきの苗が置かれていることもあるが農家さんで開花調整されたもの)

マーガレット・・・3月〜6月 (涼しい地域では秋に咲くこともあるが基本は春 10月11月に出回る苗は農家さんで短日処理されたもの)

以上、同じような時期に出回るキク科の植物

なんとなく同じように見えていたけど

原産地から違っていたので

育て方も変わってくるということも

よくわかりました。


我が家の三大キク科たち

ーー マーガレット、ローダンセマム、オステオスペルマム ーー

我家の庭のマーガレット

マーガレット マルコ・ロッシ。

ゲブラナガトヨさんの八重咲きマーガレットです。

まん丸で真っ白がかわいい。

5号スリット鉢に植え替えました。

土は赤玉、鹿沼、軽石をまぜた土です。

そして、ローダンセマムは昨年の秋に購入したもの(開花していた!)を

地植えにして5月の状態↓

4月に満開を迎えて

G.Wの真夏日の日差しを受けて

少し花の色が薄くなったのと

花も小さくなっているような感じです。

でも地植えで小さく低くなって寒さに耐えての

4月の満開でした。

確かに耐寒性は強いことがわかりました。

オステオスペルマムも3品種を鉢で育てているので

この夏の蒸れに気をつけて

管理していきたいと思います。

たくさん観察して、また記録していきます。

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