春の花壇や園芸店でよく見かけるマーガレットのような花。
マーガレットのようだけど、ついている名前は
オステオスペルマム、またはローダンセマム........??
似てるけど違う名前。
見た目は少し違うけど
同じじゃないの??
なんて思う方も多いかもしれません。
そこでこれらの違いをまとめてみました。
同じように見えて
違いがあるようなので
それがわかれば園芸店で迷わず、選びやすくなるかも。
マーガレット Argyranthemum frutescens

特徴:
・キク科キク属の多年草(温暖な地域では宿根草)。
・花の中心が黄色いものが多い。小ぶりの花が咲き、色は白、ピンク、黄色など。
・開花時期は秋~春(特に冬~春がピーク)。
・夏は暑さに弱く、休眠することが多い。
・原産地は主にカナリア諸島(スペイン)
育て方:
・日当たりと風通しの良い場所を好む。
・夏の暑さと蒸れに弱いので、真夏は半日陰や涼しい場所で管理。
・過湿に注意して水やり
・肥料は花が咲いている時期に液肥。真夏は休眠時期なので肥料は与えない
オステオスペルマム Osteospermum spp.

特徴:
・キク科オステオスペルマム属の多年草または一年草。
・花の中心が青や紫になるものが多い。花色は白、ピンク、紫、黄色、オレンジなど豊富。
・開花時期は春と秋。夏の暑さや冬の寒さで花が少なくなることもある。
・原産地は南アフリカ。「アフリカンデイジー」とも呼ばれる。
育て方:
・日当たりを好むが、暑さや湿気には比較的強い(マーガレットより耐暑性がある)。
・冬は霜や凍結に注意。寒冷地では鉢植えにして室内管理がおすすめ。
・水はけの良い土壌で育てる。乾燥気味にすると良い。
・切り戻しをすると、再び花を咲かせる力が強い。
ローダンセマム Rhodanthemum spp.

特徴:
・キク科ローダンセマム属の多年草。
・白い花びらに黄色い中心を持つ種類が多く、葉が銀灰色で少し厚みがあるのが特徴。
・開花時期は春~初夏。比較的涼しい時期に開花が多い。
・原産地はモロッコ。「モロッカンデイジー」とも呼ばれる。
育て方:
・耐寒性、耐暑性ともに強いが、湿気に弱いので蒸れないようにする。
・日当たりと水はけの良い場所を好む。
・水やりは控えめでOK(乾燥に強い)。
・切り戻しや枯れた花の摘み取りをすると花が長持ちする。
表にすると...
特徴 | マーガレット | オステオスペルマム | ローダンセマム |
開花時期 | 早春~初夏・秋~初冬 | 春・秋 | 春~初夏 |
耐暑性 | 弱い | 比較的強い | 強い |
耐寒性 | 弱い | やや弱い | 比較的強い |
葉の特徴 | 緑色で細かい葉 | 濃い緑で厚みがある葉 | 銀灰色で厚みがある葉 |
水やり | 適度に乾燥気味が良い | やや乾燥気味でOK | 控えめ(乾燥に強い) |
こう見ると
ローダンセマムが比較的育てやすそうで
初心者の方にはおすすめです。
我が家でもローダンセマムは植えっぱなしの放置でも
もりもり葉を出しています。
キク科植物はを育てていて
枯れてしまったものもありましたし
次のシーズンもなんとか
頑張ってくれそうなものもあります。
これらの特徴を知ると、置き場所や肥料のタイミングなど
管理の工夫ができそうです。
枯れてしまったものも
またリベンジしたいです。
我が家のマーガレット、ローダンセマム、オステオスペルマム


マーガレット マルコ・ロッシ。
ゲブラナガトヨさんの八重咲きマーガレットです。
まん丸で真っ白がかわいい。

ローダンセマム
秋に購入し、冬越しをしたあと
4月に満開になりました。
画像は5月の真夏日の日差しで
花が小さくなった状態です。
やはり暑さは少し苦手のようです。
真冬は葉と草丈を小さくして
しっかりと寒さに耐えていたので
耐寒性は強いことがわかりました。



オステオスペルマムこちらの記事もhttps://tuesday-1ca.com/67/plants/
オステオスペルマム
3D、リコッタ、スプーン咲きスパイダー
→→スプーン咲きスパイダー
猛暑で弱り枯らしてしまいました。(T_T)
同じような時期に出回るキク科の植物
なんとなく同じように見えていたけど
詳しく調べると
違いがあることがよくわかりました。
以上
よく似た3つのキク科、
マーガレット、ローダンセマム、オステオスペルマムの特徴をまとめてみました。
ご参考になれば嬉しいです。
また育てているキク科たちも
記録していこうと思います。
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